「世界一美しいロボット」。2006年京都大学で行われた発表会で、FTはそのキャッチフレーズを裏切らない女性らしいウォーキングで報道陣を驚かせた。
それまでの二足歩行ロボットに見られた寸胴な体型ではなく、くびれを持ったしなやかなボディラインにデザインされ、足は細く長く、6頭身のスリムなスタイル。ロボットのイメージを覆すことに成功したFTはその後、老舗女性ファッション誌「VOGUE」にもモデルとして起用された。
一貫したビジネススタイルが、ロボット界の常識を突き破る!
通常は水平垂直に部品が収められるロボット設計だが、美しいデザインを実現するためにFTの内部はパズルのように複雑な構造になっているという。またバランスが取り難くなる重心が高く着地面の少ないボディでの“しなやかで女性らしい”歩行は、可動軸を23軸、ジャイロセンサーを前後左右にそれぞれ配置することで実現した。
開発者は「クロイノ」「エボルタ」をはじめ、発表の度に話題をさらうコンセプトロボットを発表してきたクリエイター、高橋智隆氏。設計から製作、ロボットビジネスの創出までも一人で行う姿勢を一貫し、数々の偉業を成し遂げてきた彼は今年、34歳の若さで東京大学特任准教授に就任、また一つ快挙を成し遂げた。
【FT】
35cm/800g/素材:カーボンファイバー、プラスティック
開発:㈱ロボ・ガレージ
HP:http://www.robo-garage.com/